業務部門での常時利用機器の省エネ対策

業務部門における電力消費は照明・空調・コンセントの三部門が9割以上を占めます。 コンセント分野につきまして省エネ対策を解説したいと思います。

<常時利用機器への省エネ対策>

洗濯機

①待機電力のカット
利用時以外はコンセントを抜くことが有効であるがコンセントの抜き差しの工数を減らすためにも100円ショップでコンセントにON OFFスイッチのついたアダプターを取り付けるのが有効です。

②なるべくまとめ洗いを励行とする。
しかし水が回らないくらいに詰め込んでしまうと洗いあがりがよくないので適正な量を把握して選択を行う。

③新た機器と買い換える
参考となるサイトをご参照ください。
https://tagtag.hokkaido-gas.co.jp/portal/ecolife/appliance/2800

平均で8年で買い替えが進んでいるという統計がありますので性能に疑問が起きた場合には買い替えも視野に検討してください。
年々進化しているために消費電力と必要な水量とを調査が必須です。

乾燥機

乾燥機に関しては利用方法の工夫がまず肝心となります。
①乾燥させる量を減らす
一回に適当な量を把握して80%程度の数量で乾燥機を回す
②速乾モードを使わない
時間に余裕がないなどの特別な場合を除いて速乾モードは利用しない。
③フィルター清掃
フィルター清掃をマメに行う

冷蔵庫

24時間365日つけっぱなし状態にある冷蔵庫は放置されがちですが工夫次第で成果を確実に狙えます。

①扉の開閉を減らす(冷気流出防止フィルムの設置)
扉に内容などを記載したり100円ショップで販売されてる冷気流出防止フィルムを張ることで効率悪化を防止する。

②冷蔵庫の設定を緩和する。
一般的な二枚扉の家庭用冷蔵庫の設定を「強」⇒「中」に設定変更するだけで¥1620/年の削減が可能との報告があります。
③壁面から10cm離して設置する。
冷蔵庫の背面には熱交換器がありますので設置する壁との間に一定のスペース(10cm~15cm)を空けることで通気性がよくなり熱がこもらなくなるので熱交換効率を損なうことを防ぎます。 このスペースの有無によって¥1180/年の差があるという報告があります。

チリも積めれば山となります。 横展開するのにとてもいいヒントがありますのでどんどん採用して成果を目指してください。

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